大正時代の市松人形は大きな木枠のガラスケースに入ってペアで置かれていました。
15年以上前の事です。
高い買い物なのでどうしようかひと月迷って、
次の月に行ったらまだ売れていませんでした。
これも縁、と思って連れて帰る事にしたのですが
昔のガラスケースは大きくて重くて運ぶのは本当に大変でした。
着物は全て江戸縮緬で。女の子の着物は鶴亀のおめでたい柄。
男の子のチョキは一つ身の着物を仕立て直してあります。
鯉の滝登りの柄で青山の骨董屋さんで見つけた時は
壁にタペストリーの様に飾ってありました。
残念な事に着物にするには小さすぎ、チョッキとなりました。